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更新日:2026年8月20日 · 読了目安 約6分 · ← 記事一覧
多くの言語には「主語」を表す明確な形がありますが、日本語の「は」と「が」は単純に主語を示すマーカーではありません。「は」は主題(何について話すか)を示し、「が」は主語(誰が・何が)を示すという役割の違いがあり、この違いが翻訳しにくいため、学習者にとって最も理解しづらいポイントの一つになっています。
最初の文でおじいさんという存在を初めて紹介するときは「が」。2文目以降、すでに話題に出た「おじいさん」について続けて話すときは「は」を使います。物語の書き出しにこのパターンがよく現れます。
疑問詞(誰、何、どこなど)が主語の位置にあるときは「が」を使い、答えるときも「が」で答えます。一方、「〜は」で始まる質問(田中さんは?)に答えるときは、話題がすでに決まっているので「は」を使い続けます。
「は」には、他のものと比較・対比するニュアンスもあります。「コーヒーは好き(だが紅茶は違う)」というように、2つ以上のものを比べるときによく使われます。この用法では、文中に「は」が2回以上出てくることも珍しくありません。
文全体の主題は「私は」ですが、「田中さんが作った」という修飾部分(節)の中では「が」を使います。これは日本語学習者が特に間違えやすいポイントで、N3・N2レベルの文法問題でもよく狙われます。
これらはあくまで目安であり、例外も多くあります。最終的には、たくさんの例文に触れて感覚をつかむことが一番の近道です。
「は」「が」を含む文法問題は、ヤキトリ日本語のN3・N4模擬試験でも数多く出題されます。実際の問題形式で力試ししてみましょう。