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「は」と「が」の違い — 日本語学習者が最もつまずく助詞

更新日:2026年8月20日 · 読了目安 約6分 · ← 記事一覧

なぜ「は」と「が」は難しいのか

多くの言語には「主語」を表す明確な形がありますが、日本語の「は」と「が」は単純に主語を示すマーカーではありません。「は」は主題(何について話すか)を示し、「が」は主語(誰が・何が)を示すという役割の違いがあり、この違いが翻訳しにくいため、学習者にとって最も理解しづらいポイントの一つになっています。

基本ルール1:新しい情報には「が」、すでに分かっている情報には「は」

昔々、あるところにおじいさんいました。おじいさん山へ芝刈りに行きました。

最初の文でおじいさんという存在を初めて紹介するときは「が」。2文目以降、すでに話題に出た「おじいさん」について続けて話すときは「は」を使います。物語の書き出しにこのパターンがよく現れます。

基本ルール2:疑問詞の位置に注目する

誰が来ましたか。→ 田中さん来ました。
田中さんいつ来ますか。→ 田中さんは3時に来ます。

疑問詞(誰、何、どこなど)が主語の位置にあるときは「が」を使い、答えるときも「が」で答えます。一方、「〜は」で始まる質問(田中さんは?)に答えるときは、話題がすでに決まっているので「は」を使い続けます。

基本ルール3:対比・強調の「は」

コーヒー好きですが、紅茶あまり好きではありません。

「は」には、他のものと比較・対比するニュアンスもあります。「コーヒーは好き(だが紅茶は違う)」というように、2つ以上のものを比べるときによく使われます。この用法では、文中に「は」が2回以上出てくることも珍しくありません。

基本ルール4:従属節(〜のなかの文)では「が」を使う

、田中さん作った料理を食べた。

文全体の主題は「私は」ですが、「田中さんが作った」という修飾部分(節)の中では「が」を使います。これは日本語学習者が特に間違えやすいポイントで、N3・N2レベルの文法問題でもよく狙われます。

迷ったときの簡単な見分け方

これらはあくまで目安であり、例外も多くあります。最終的には、たくさんの例文に触れて感覚をつかむことが一番の近道です。

「は」「が」を含む文法問題は、ヤキトリ日本語のN3・N4模擬試験でも数多く出題されます。実際の問題形式で力試ししてみましょう。

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