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更新日:2026年8月19日 · 読了目安 約6分 · ← 記事一覧
JLPT N3で約650字、N2で約1,000字、N1では約2,000字の漢字を理解する必要があると言われています。数の多さに圧倒されて、「とにかく1日20字を書いて覚える」というやり方を始め、数週間で挫折してしまう人が少なくありません。
原因の多くは、漢字を「形」として丸暗記しようとしていることにあります。意味や成り立ちを理解せずに書き取りだけを繰り返しても、似たような形の漢字と混同しやすく、忘れるのも早くなります。
漢字の多くは、部首(へん・つくり)が意味のヒントになっています。例えば「氵(さんずい)」がつく漢字(海、泳、洗など)は水に関係し、「扌(てへん)」がつく漢字(持、押、投など)は手の動作に関係します。
新しい漢字を見たとき、まず部首を確認し「これは水関係かな、手の動作かな」と推測する習慣をつけると、意味のない記号の暗記ではなく、法則のある学習に変わります。
JLPTは選択式の試験で、漢字を手書きする問題はありません。にもかかわらず、多くの独学者が「書いて覚える」ことに時間をかけすぎています。
試験対策としては、まず「見て読める」状態を目指し、書く練習は後回しにするほうが効率的です。同じ時間で覚えられる漢字の数が大きく変わります。手書きが必要になるのは、就労や日常生活で書類に記入する場面がほとんどなので、そこは実際に使う漢字(自分の住所、会社名など)から優先して練習すれば十分です。
「同」という漢字だけを覚えるより、「同僚」「同時」「共同」のように熟語とセットで覚えるほうが、実際の文章で出会ったときに気づきやすくなります。JLPTの文字語彙問題も、単漢字ではなく熟語の形で出題されることがほとんどです。
新しい漢字を学んだら、その日のうちに例文を1つ、自分の生活に関係する内容で作ってみると定着しやすくなります。
人は新しく覚えたことの大半を、24時間以内に忘れると言われています。1回で完璧に覚えようとするのではなく、「翌日→3日後→1週間後→1か月後」のように間隔をあけて複数回復習するほうが、結果的に記憶に長く残ります。
紙のノートでもスマホのメモでも構いませんが、「まだあやふやな漢字」だけをリストアップしておき、そのリストを繰り返し見直す方法が効果的です。
日本で暮らしている、または働いている場合、身の回りにはすでに大量の「生きた教材」があります。コンビニの商品名、駅の看板、職場の掲示物など、毎日目にする漢字を意識して読む習慣をつけると、教科書だけの学習よりも記憶に残りやすくなります。
特に自分の仕事に関係する漢字(業種の専門用語、注意書きなど)は、繰り返し目にする分、覚えるスピードも速くなります。
覚えた漢字が実際に読めるか、本番形式の問題で確認してみましょう。ヤキトリ日本語のN1〜N5模擬試験は無料・解説つきです。